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佐藤産業株式会社 代表取締役社長 佐藤 隆寛様
〜その答えは全て、ここにある〜

  • タクシー事業で日本一の第一交通産業梶A臨床試薬ディーラーとして日本一の正晃鰍ノ続き今回は、農業資材部品製造品目世界一の佐藤産業株式会社(福岡県粕屋郡宇美町障子岳南3−1−26)をお訪ねし、代表取締役社長佐藤隆寛氏にお話をお伺いしてきました。
    原油高に伴う景気減速により、消費マインドの後退と買い控えが進み、多くの業種で市況は停滞感が蔓延し、先行き不安の文字がメディアを飾っています。不安だからお客様は良く考え、考えるから結論に時間が掛かるような消費傾向が観察されます。しかし、逆行高の一途を辿る売上げの辣腕経営者も中には存在します。彼らが口々に言うのは、『景気が悪いんじゃない。悪いモノと、悪い営業が売れなくなっただけで、衝動買いするヒトがいなくなっただけ。悪いモノに埋もれて目立たなかった本物に脚光が集まる、いわば本物志向になっただけ。』つまり、変化を捉え、変化に対応し、変わらぬ売上げのために営業と商品自体を変えていく柔軟性と謙虚さ、そして、素直さが企業のスパイラルアップのためには大切であり、これを具現化したのが今回フォーカスを当てた佐藤産業株式会社です。

    佐藤産業株式会社ホームページ
  • お客様

    佐藤産業株式会社
    代表取締役社長
    佐藤 隆寛 様

    聞き手

    株式会社システムコンストラクション
    代表取締役
    清野 秀道

農業を取り巻く環境

  • 当たり前のコトであるが、人間の身体はすべて、口から摂取したものにより構成される。
    19歳を越えると人類は、始めにすい臓から弱まってくるが、加齢と共に健康状態の維持には、食に対する継続的な意識と関心が肝要である。社会生活を送る為にはその要件として健康こそが最も大切である事に議論の余地は無い。
    健康維持のためには、正しく生産されたものを正しい調理法で食し続けることが何より重要である一方、我が国では、食料自給率が逓減傾向にあり、農産物の生産高減少に歯止めが掛からない。
    昨今の食に対する関心の高まりにより、食料自給率の回復には当局も軸足を置きつつあり、今後の具体的な施策が期待される。

事業承継

福岡市内のベッドタウンに隣接するロケーションにある佐藤産業鰍ヘ、ビニールハウスをはじめとする施設園芸用品等の農業施設部品を製造し、これはまさにこの国の食を根底から支えるものである。その立地は、交通アクセスや環境にも恵まれる。会社を訪問するといつもスタッフからの明るく元気な挨拶に包まれる。佐藤社長は五年前に実父より37歳にて事業承継。現在41歳。学卒後、異業種での勤務を経て27歳にて佐藤産業鞄社。当時を振り返り、『やはり他人の飯を食べた履歴が見聞や人脈を広げ、現在のマネジメント手法確立にも寄与したという意味では、ストレートに入社するよりも良かったのではと思います。』(佐藤社長)と語るが、入社前に打ち込んだスキーやスキューバダイビングの腕前は相当なものであり、インストラクターライセンスホルダーでもある佐藤氏は現在、福岡県スキー連盟競技部長を兼務する。

自社製品の特異性

昨今の環境異変に於いては、それを裏付ける事象として、ビニールハウスの骨組みの腐食にも現れると佐藤社長は語る。『採算を度外視し、日新製鋼の高品位素材(ザム)を農業業界ではじめに採用し、七年経ったいま、経年劣化や腐食度合いが可視化しつつあります。販売時には、見てくれが同じ製品であり、同業他社の製造品と比して勝っていることを伝えるのが難しかった。つまり、設置後時間が経たないと良さが出ないため、良い素材と良い加工であることを伝えるのが難しかったです。』(佐藤社長)環境が厳しい地域に敷設した製品ほど、経年と共にその耐久性が浮き彫りになるものであるが、特に劣悪な環境下である鹿児島(火山灰と水が反応し、塗装を溶融)、沖縄(温度、湿度とその変化)での同社製品の市場占有率が、その耐久性を裏付ける証明である。

安定した業容のヒミツ

  • 従来、使い捨てイメージがあったビニールハウスに、オーバークオリティーとも言える高品位な素材を導入し、これを高精度な加工技術により製品化することで、従来考えられなかった高い耐久性を持たせ、その上価格競争力を堅持し、尚且つキメの細かい現場対応営業手法を確立したことが今日の佐藤産業鰍支える根源である。
    『何より、小回りの利く現場対応手法は大手が入り込めないニッチなもので、この動きについてこれない。』(佐藤社長)と、肉厚な塗装の自社製品を片手に熱く語る。

顧客満足は労務満足から

『笑顔とは、相手を知りたいとするサインです。心を開いて相手にせまるという意思表示です。笑顔で接すれば、相手も心を開いて、こちらに迫ってきます。そこから心と心の交流がはじまるものです』と語る佐藤社長ですが、確かに同社を訪れると常日頃生産現場に携わる営業系社員以外の、机上職の方々も皆さん明るく元気に笑顔で応対してくれ、いつ行っても気持ちが良いものです。これは何より、自由な社風に起因するものと思われます。

品質管理とISO

『自社にとって足りないものを補い、良いところを伸ばし、筋肉質な組織体構築の為に、第三者認証(ISO)取得は、本当に役立ちました。』(佐藤社長)筆者が同社の“品質マネジメント国際標準規格ISO9001認証取得”を支援してから4年が経過し、この間、不適合品発生率圧縮によるコストダウンや、各部門間でのコミュニケーション活性化、顧客満足度向上や新製品開発など、認証取得による導入効果は枚挙に暇がないものである。『潜在的な不適合が、市場に出す前に顕在化し、不適合の未然抑止が可能となりました。また、経営者が知らないもう一つの自社が一人歩きしないような組織作りに寄与するなど、ISO導入は内外から高く評価されています。』(佐藤社長)

新たな取り組み

日本人は、一日に350グラム程度の野菜を摂取することが望ましいことが厚生労働省の指針として明記されているが、現実はそれほど口にすることは難しいものである。そこで、野菜ソムリエのライセンスを保有する佐藤社長の面白い異業種参入の取り組みを紹介しよう。それは、野菜消費に寄与する飲食店の新規開店である。『この取り組みは、飲食店としてよりも、生産者と消費者との接着剤、つまり、コミュニケーションの場を提供することを主眼としています。つまり、農業の情報発信基地です。面白い野菜を発掘し、お客様にレシピを無償公開します。その一方、生産者へは、消費者から吸上げた生の声をフィードバックして、農産物の改善と改良に役立ててもらいます。要は、消費を上げる為に野菜をどう使うかですが、余り意識しないうちに知らずに野菜を摂取しているという面白いメニューの開発に成功しました。』(佐藤社長) 店舗名は、旬菜Agro(アグロ)。ある意味料理は化学反応であるが、激選素材と、素材の持ち味を十二分に引き出す技が織り成す味は説得力あるもので、やみつきになること必至である。

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